私共のこだわり

大工の誇り

私は建築職業訓練校で技能、学科を2年間習い卒業後、20歳で父の工務店に大工の見習いとして入社しました。

入社当時は、現在のような柱や梁をコンピューターでカットするプレカットというものが、まだ主流にはなっておらず、家を建てるには、大工の棟梁がお客さんと打ち合わせをした後、実際の建物の柱・梁などの位置が記載された構造図である図板 (ずいた) と言う加工図をベニアに書きそれを元に墨付けをし、その弟子たちが、のこぎりやノミでカットする手刻みがほとんどでした。

棟梁である父が墨付けをし、その材料を他の職人さんと私で刻むという作業で、当時の私にとってはすべてが新鮮であり、又刻む時の木の香りがなんとも心地良かったことを今でも覚えています。

まさに「無の状態から家を創る」ということに、いつも感動していました。

それから十数年たち自分が父と同じように図板を書き、造るようになりました。

現在、大工の中で図板を書いて墨付け・刻みとすべてを出来る年代は (私は昭和40年生まれ) ちょうど私が最後の年代だと思います。その以降の世代になるとプレカットが主流になり、若い職人さん達は覚える機会がなくなってしまったからです。

そして時代の変化と共に変わってきたのは技術が失われるだけではありません。

家を建てるためにお客さんが地元の信頼できる工務店や大工の棟梁にたのんで建てていた従来とは変わり、ハウスメーカーや大手のビルダーが増えることにより、大工がお客さんから直接仕事を請負うことが徐々になくなっていき、ハウスメーカーの下請けとならざるを得なくなっていきました。

父の工務店も時代の流れと共に、ほとんどの仕事が大手ハウスメーカーの下請けとなり、当初感じた「無から創る感動」が無くなっていきました。

その他、建て売り住宅の中には粗悪なものあり、職人としていいものを創りたいという誇りを持って仕事をするには程遠いものがありました。

さらにはハウスメーカーなどからくる現場監督の中には、現場の状況や大工仕事の納まりがわからないため間違えた指示を出し、それに従わなければならない事もよくありました。今まで信念と情熱を持って感動する仕事をしていた私の中に、家造りが本当にこれでいいのかと納得できない日々がつづき、悩み考えることが多くなりました。大手ハウスメーカーの多くは家を売る側のプロであっても、家を造るプロではない (暴露本を書きたいぐらい酷いものもありました) からです。

そして、職人として、家造りのプロとして、誇りを持って仕事をし、お客様に喜んでもらいたいとの想いからこのまま納得のいかない仕事を続けることに限界を感じました。

元大工の棟梁が大手ハウスメーカーと違った視点で、正直と情熱と信念を持ってお客様に感動を与えられるようにしたいとの想いから (株) Giza Homeを設立しました。

Giza Home

Giza HomeのGizaとはエジプトのピラミットが建つギザ地区から由来しています。エジプト学の最高権威であるジャン・ルクラン教授は、大ピラミットが4,000年を超える建造物としては驚異的な正確さ200万個を超える巨石を寸分の狂いなく積み上げる技術、そして歴史的にわかる3つの大地震にも耐え、今もなお厳然として揺るがないのは、「非常なる熱意と完全なる計算、そして一生懸命心を込めて造ったからだ」と指摘しています。

現在の住宅も方程式は同じと考えます。完成するその日まで一生懸命心を込めて建設の努力を貫いていく。それがGiza HomeのGizaの由来です。

大切なものを守る家造り

大切な家族が毎日生活する場所、そこにはそれぞれのストーリーがあり、泣いたり笑ったり、最も多くの時間を家族と共有する空間。家族との素敵な想い出が築かれていくことでしょう。しかし、大切な家族を守ってくれるはずの家が、家族の健康を脅かす可能性を秘めています。

近年シックハウス症候群等により、住宅が原因とみられる健康障害が問題視されるようになりました。昨今住宅の多くは、ビニールクロスの壁紙、新建材のドア、床などが使われているほか、構造の柱や梁も集成材、防腐剤やシロアリの薬剤、カビによる被害、家具にいたるまで化学物質のVOC (揮発性有機化合物、ホルムアルデヒド他含) を含有した物があり、そのうえ高気密・高断熱が進み室内の空気汚染 (ハウスダスト、カビ等) が進み、健康に悪影響を与えてしまうようになったと言われています。

厚生労働省の「シックハウス症候群の予防と対策」の中に「現在の住宅は快適な生活が送ることが出来る一方、高気密の家では空気をいつも入れ換えていないと空気が汚れます。」とあります。建材にはF☆☆☆☆を低ホルムアルデヒド等記載があるように、VOC基準値が設けられているにも関わらず24時間換気の義務付があるのも頷けるはずです。私が子供の頃の家は、隙間は多く壁はボロボロと落ちてくる塗り壁、部屋は和室が多く床は畳で建具は襖や障子。今考えると以前の古めかしい住まいが実は本当の自然素材の家だったのではないでしょうか?

合理化やコストダウンばかりを先行し量産品のビニールクロスを多用したこのような家造りは、最新とか装備の充実を勧めながらも、実は住む人にとって健康で大切な家族と暮らす住宅とはかけ離れてしまったのではないでしょうか?

そこで私は「安全、健康」はもとより、素材選びを厳選し健康にこだわった家造りを考えます。

自然と共に健康に暮らす

森の中で深呼吸するとなぜあんなに気持ちが良いのでしょう。

木の温もりはなぜか心を穏やかにします。

それは人間が、木に育てられ木に守られてきたからではないでしょうか。

百数十万年前の原始時代から、木は人間が火を起こす道具であったり、かたい地面より寝心地の良い寝床や、畑を耕すため、狩猟するための道具を作ったりと、自然と共存生活を送るうえで欠かせないものであったからでしょう。

人のDNAには木の温もりに安心や安らぎを感じる「何か」が強く残っているのではないでしょうか。

30、40年前まで、日本の木造家屋は隙間風や寒さ暑さはあったものの、ほとんどが無垢の木と塗り壁、畳など、まさに自然住宅でした。人にとって非常によい素材がふんだんに使われていたのです。

そこで私は性能を当時の木造家屋よりずっと向上し、本当に人にやさしい家造りを考えました。無垢の木や漆喰を使用することで、やさしい木の香りを楽しみ、カビや結露に悩まされることが大幅に軽減されます。夏涼しく冬暖かい地中の温度を利用したジオパワーシステムを取り入れることで、外気38°Cの夏の日中、エアコンなしで室温を28°Cに保つなど、工夫次第で健康で快適な住宅を作ることが可能なのです。

私は自然の力を最大限活用し機械のみの冷暖房に頼りすぎず、心地よい空気に満ちた快適で健康な暮らしをつくりあげてまいります。

暮らしの中に楽しさを

私は大切な家族との暮らしの中に、さらに一層「楽しさ」を加えるために非日常な空間づくりをしていきたい。自宅のリビングや玄関ホール、どこでも自由な場所にまるでリゾートに来ているかのような・・・お洒落なカフェのカウンターに座り、おいしいコーヒーを飲みながら読書や談話をするかのような・・・ヨーロッパの落ち着いた古めかしい柱や梁にかこまれ、木の香りただよう中でワインと食事を楽しむなど、毎日の仕事や家事の疲れやストレスを取り、リラックスできる。そこにいるだけで心が癒されるようなそんな夢のある家をご提案したいと思います。

本物へのこだわり

同じデザインであっても使用する素材によって仕上がりの風合いは全く変わってきます。一般的にハウスメーカーなどでは、間取りやプランニングで形のデザインを決め、それから材料を選びます。

例えば床には〇〇メーカーのフローリングとか、壁はこんな柄のクロスとか決まった物から変更するオプションを入れたところで、この部分の壁には調湿効果のある〇〇メーカーの石目調タイルを貼りましょうとか、結局大量生産された中から選択するような感じです。それに比べ同じデザインだったとしても、古材や古木を使用したり、漆喰でコテあとの質感を与えたり、天然石や無垢の木など本物の素材で化粧された家の風合いは全く違うものになるでしょう。

住宅においても最新式などありますが、3年とか5年で建て替えてしまう住宅展示場のモデルハウスなども時代の流行はすぐに変わり、車のモデルチェンジのように従来の形が無くなりどんどん新しいものが出来てきます。「ちょっと前にあんな外壁流行ったね」なんてよく聞く話ではないでしょうか。一方で歴史的な伝統や文化を重んじるデザインや本物にこだわった素材は時がたつにつれて、その風合いや味わいが増し、価値を高めながら何十年も受け継ぐことのできる家へとなっていくのではないでしょうか。